
カンボジアの旅 その6 2015.2.3〜6
衝撃のトンレサップ湖観光を終えて,最後の遺跡めぐりとなった。
ロリュオス遺跡群
ここは,9世紀後半の王都である。いずれもヒンドゥー教の寺院である。修復作業は進められているが,いずれも傷みが大きい。三つの遺跡を見学した。
遺跡9 ロレイ
4基の祠堂の中央にリンガがあり,そこから四方に砂岩の水路が引かれている。リンガに水を灌ぐと,その聖水が四方に広がっていったという。クメールの治水事業の象徴的な遺跡である。
【倒壊を何とか防いでいる。】

【リンガと四方に向かう水路。説明するガイドのポーラさん。】

遺跡10 プリア・コー
アンコール遺跡群で最古の寺院である。「聖なる牛」という意味の寺院で,シヴァ神の乗り物である牛の像が3体ある。
【祠堂の脇の彫刻が素晴らしい。】

遺跡11 バコン
ガラン周囲に濠をめぐらし,中央祠堂を中心に3重の周壁をめぐらしたピラミッド形式の寺院である。このような形の寺院としては,最古のものである。
【立派であるが,傷みが・・・。】

【三層目から】

と,このあたりまで来ると,何が何だか分からなくなってくる。このような遺跡が星の数ほど存在するのである。とにかくすごい。
最後の遺跡巡りを終え,シェムリアップの市内に戻った。ちょうど夕刻,市内は,多くの車やバイクで渋滞していた。
【道路脇は無舗装。建設資材そのまま置いておくなよ,子供が遊んでいるよ。】

【車は渋滞,バイクは無秩序に走り回る。】

夕食は,カンボジア料理をいただきながら,影絵劇を鑑賞するという段取りだった。比較的こじんまりとした会場で,30人くらいの観客だろうか。ストーリーは別紙に書いてあるが,内容よりも,心地よい音楽とともに,夕食をいただいた。
【大きな皿にご飯を入れてくれる。】

【何だかよく分からないが,ダイナミックなストーリーが展開されている ようだ。】

【心地よい音楽を奏でる楽隊】

こうして,深夜発の大韓航空機でシェムリアップを後にした。3月6日早朝,韓国仁川空港に到着し,ソウル市内を見学して時間をつぶした。夕刻の便で無事新潟空港に到着した。
めでたしめでたし
総集編につづく
