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カンボジアの旅 その4 2015.2.3〜6

2月5日(木)

 まだ夜が明けやらぬ5:50,眠い目をこすりながらホテルのロビーに出た。朝飯前の仕事は,アンコール・ワットの日の出鑑賞だ。

 まだ薄暗いアンコール・ワットの西参道には,多くの人がいる。持参した小型懐中電灯で足元を照らしながら,内部に入っていく。中心部に近づき,ベストポジションと思われる池の前に行ってみた。


【空が明るくなり,美しいシルエットが水面に映る】


【ところが,ここで脇を見ると,これだけの人の群れ 本当はまだ薄暗い】



 大変な人だかりで,ここでの日の出鑑賞をあきらめ,周壁に戻って日の出を待つことにした。
 空の色が時間とともに変化し,6:41,五つの塔の右側から真っ赤な太陽が上がってきた。神々しいばかりのご来光である。



【アンコール・ワットのご来光 合掌  ガイドさん曰く,こんなに美しいのは久しぶりです】




 ホテルに戻って朝食をとり,チェックアウトをした。スーツケースを預けた。今日は,郊外の遺跡を見学する。


遺跡6 
東メボン

 10世紀のヒンドゥー教寺院。四隅に巨大な象さんの像が印象的だった。

【東メボンの回廊】




遺跡7 バンティアイ・サムレ

 12世紀のヒンドゥー教寺院。少々高いところに位置しており,倒木等が少なかったため,比較的きれいに遺跡が残っている。あまり多くの人がいないため,静かに鑑賞することができた。

【こじんまりとしているが,遺跡の原形をよく保っている】




遺跡8 バンティアイ・スレイ

 10世紀のヒンドゥー教寺院。赤い砂岩でできているため,全体が赤い。赤い砂岩は普通の砂岩より硬いらしい。彫刻の彫りが深く,保存状況もよい。このあたりに「東洋のモナリザ」と呼ばれる美女がいるらしいが,近くは立ち入り禁止なので,よく分からなかった。

【建物は小さいが,レリーフは素晴らしい】


【このあたりのどれかが,東洋のモナリザらしい】




 ここは,シェムリアップから40qほど離れた郊外で,昔ながらの生活が垣間見られた。

【砂ぼこり舞う市場】



【高床式住居】




つづく

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