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カンボジアの旅 その2 2015.2.3〜6

2月4日(水)

 朝食のレストランでは,日本人貸切?と疑うほど,日本人の声が多く聞こえる。バイキング朝食なので,特段カンボジア的というものではない。どちらかというと中華圏的な味か。Fさんは,ことのほか「フォー」の味に感動していた。ここは,ベトナムではありません。


【朝のホテルの中庭 さわやか!!】
 


 ホテルを8時30分に出発した。最初に行くのは,チケット購入所。数多くある遺跡に入場するときには,その場でチケットを購入するのではなく,チケット購入所で1日券とか3日券などを購入する。デジカメで顔写真を撮影し,それが刷り込まれたチケットが渡される。2日間の観光であったが,3日券(40$)を購入してもらった。(当然旅行経費に含まれる) 以後,いろいろなところでこの入場券のチェックが行われる。チケットホルダーを持参すればよかった。残念。


【三日間有効のチケット いろいろな場所でチェックがあり,出し入れが大変だった】
 



遺跡1 タ・プロム

 ここは,大きなカジュマルの木が石造りの建物に覆いかぶさるような写真で有名な遺跡である。12世紀後半の仏教寺院として建てられたが,後にヒンドゥー教に改宗されたそうである。
 石造りの素晴らしさ,数百年ジャングルの中に放置された時の自然の驚異,そして,崩壊した石材をジグソウパズルのように再構築していく地道な復元作業等々を垣間見た。時の流れで変わるもの・変わらないもの・・・。


【自然の驚異 今では木と石組とが互いに支えあっているという】
 


【手前側が修復された回廊,向こう側は発見当時そのまま】

 


 ところで,遺跡内に入ると,カンボジアらしい音楽が聞こえてくる。観光客向け情緒ある雰囲気づくりかと思いきや,地雷被害者たちの演奏で,CD販売や募金を募っていた。かつて日本でも傷痍軍人たちがハーモニカを吹いていたのを思い出した。その後もいろいろなところでこれらの楽隊に遭遇する。日本人とみるや「チューリップ」を演奏し,韓国人とみるや「アリラン」といった具合である。基本的にこれらの方々や,物売りには一切無視ということを貫いた。



遺跡2 アンコール・トム

 クメール王国の王都で,大きな町という意味だそうだ。周囲は,1辺3qの城壁に囲まれている。中には,象のテラス,ライ王のテラス,ピミアナスカ,バイヨン寺院などが配置されている。城壁にはいくつかの門がある。


【象のテラス】
 


【ライ王のテラス 回りのレリーフ】
 


【王宮内のピミアナスカ】
 


【バイヨン寺院正面】
 


【クメールの微笑み】
 


【南大門 車やバイクも通行可】
 


 アンコール・トムの見学の後,早めの昼食となった。
会場は,日本人の団体客ばかり。アンコールビール1本(4$)とともに,昼食をいただいた。


【アンコールビール,ノンアルコールビールではありません】
 


 その後,ガソリンスタンド併設の小さなコンビニで,ミネラルウォーターなどをゲットし,ホテルでの昼休憩(約2時間)となった。




つづく

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