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竹田城跡への旅
 2018.10.11




 いつの間にか、映画「あなたへ」のロケ地巡りのようになっているが、竹田城跡も訪ねてみたいと思っていた場所の一つであった。



【情報館「天空の城」パンフレット表紙から】




 雲海に浮かぶ城跡は、とても魅力的である。ただし、雲海が出るという条件に適した時期に行くことが必要になる。

 10月に入ると、雲海も出やすいそうで、風の無い晴天の夜明けがベストだそうだ。

 10日間天気予報と、新潟−伊丹線の空席状況を見ながら、実行日を10月11日・12日と決定した。



2018年10月11日(木)

 8:00発のANA516便で、伊丹空港に向かった。飛行機は、定刻通り、9:10に伊丹空港に到着した。

 久しぶりの伊丹空港であった。空港リムジンバスに乗って、大阪駅に向かった。大阪駅も北側部分の工事が完了し、巨大施設が稼働していた。


 阪神梅田本店の地下で弁当などを物色した後、ホテルグランヴィア大阪の喫茶コーナーで、超高額コーヒータイムを楽しんだ。



【久しぶりに、1杯700円超えのコーヒーをいただいた。】




 12:22発の特急はまかぜ3号に乗って、弁当とビールの昼食をとった。

 特急はまかぜ3号は、姫路駅で方向転換して、播但線に入る。14:22定刻に小雨の降る竹田駅に到着した。



【小雨に煙る播但線竹田駅】




【健さんも車で来てたんだ。】




 ここで降りたのは、我々二人だけだった。コインロッカーに荷物を預けて、必要なものだけ担いで竹田城跡へと向かった。



【駅裏登山道 ここまでは、舗装道路】




竹田城跡への道は、本格的な登山道になっていた。

ここをスニーカーと小さめの折り畳み傘を片手に約50分間登った。

竹田駅が標高98メートルで、竹田城が標高353メートルなので、255メートルほど登ることになる。



【すべることはないが、一段一段の段差が大きい。】




 びしょびしょになって、ようやく城跡直下の料金所に到着した。入山料500円也を支払って、いよいよ竹田城跡に足を踏み入れた。



【石垣は、すぐ上】





 城跡には、観光客は誰もいなかったが、要所要所に地元ボランティアガイドさんがいて、いろいろと説明してくれる。

 小雨模様だったが、雲が切れたりかかったりして、幻想的な姿を見せてくれた。



【北千畳から天守台方面】





 かつての映像や映画「あなたへ」のシーンでは、石垣の端の辺りには何も防護柵がなかったが、杭とロープで端っこに立ち入れないようになっていた。

 きっとバカな観光客が、落ちたりなんかしたのだろう。



【北千畳からの竹田の街並み】




【北千畳から天守台を望む】




【三の丸から北千畳を振り返る。】










【二の丸にある「健さんのベンチ」かな】




【天守台から二の丸方面を見る。急に雲が出てきた。】




【映画「あなたへ」では、天守台の下を舞台にして、二の丸が聴衆の座席になっている。】




【南二の丸から見る天守台 天守台直下で田中裕子が健さんに過去を打ち明ける。立ち入り禁止になっている。】




50分ほど滞在して下山した。


 竹田の町にある「情報館 天空の城」などを眺めて、竹田駅から播但線普通列車に乗って、和田山駅に到着した。

 和田山駅から歩いて15分、本日のお宿ホテルサンルート和田山に到着した。このころには、小雨もやんでいた。



 ここは、兵庫県北部、いわゆる但馬地方である。但馬と言えば但馬牛、ということで、夕食は、但馬牛を食べさせるという「曼牛焼肉太田家」。

 上ロース、上カルビなど、柔らかくて目玉が飛び出すほどおいしかった。

 美味しいわけだ。目玉が飛び出すほど高かった。ということで、但馬牛を堪能したのであった。



【美味しい・・・・】





10月12日(金)


 早朝に、立雲狭に登り、雲海に浮かぶ竹田城跡を見る予定である。

 4:00に起床し、4:55にホテルのロビーで送迎車を待った。雨は降っていない。

 5:15、車は立雲狭の駐車場に到着した。駐車場はほぼ満車状態。辺りは、真っ暗。

 遠く竹田城跡は、相当のライトアップがなされている。このライトアップ、5:30までだそうだ。

 懐中電灯を片手に、真っ暗な登山道を登り始めた。前日の竹田城跡登山の疲れが多少残っているが、絶景を求めて足を進めた。

 と、突然Kの懐中電灯が消えた。電池は来る前に入れ替えておいたばかりなのに、どうした事だろう。

 仕方がないので、Fさんの懐中電灯を頼りに登山をつづけた。

 そこで気づいたこと。我々の懐中電灯はいかにも懐中電灯というオレンジ色っぽい光であるが、周りの人たちの光は、みんな青白い。そうか、皆さんLEDというわけか。



 6:00近くになり、ようやく空も明るくなってきた。一番上にある第1展望台に到着した。すでに30人近い人が、雲海を待っていた。



【こんな様子でにぎわっている。この写真は、6:20頃で空も随分明るくなっている。】




【雲が湧いてくるのだが・・・】




【もうちょっと雲がほしい・・・】




 時々雲が出るが、途中で消えたりと、なかなかいい景色にならない。だんだん寒さが身に染みてきたが、粘って7:10頃まで頑張って待った。







7:40に駐車場で待ち合わせることになっていたので、残念ながら下山することにした。

 途中の第2展望台で写真を撮ったり、中国人であふれている第3展望台(駐車場から徒歩約5分)で、写真を撮ったりした。



【一番低い展望台の方が高さが際立つ。】




 8:15にホテルに戻り、遅い朝食をいただいた。


 和田山駅9:29発の播但線快速列車で姫路に向かった。



【一両編成の典型的なローカル線気動車 快速寺前行き】




 姫路では、平成の大修理を終えた姫路城を見学した。なぜかここでも焼きカレーを食べた。



【屋根瓦の目地が白いので、屋根も白く光ることがあるようだ。】




【焼きカレーがあるとすぐに飛びつくK ちょっと高カロリーかな。】




 新大阪駅から空港リムジンバスに乗って伊丹空港に着き、ANA519便で新潟に帰ってきた。



 ここまで来たら、第3弾「平戸・伊王島灯台への旅」の現地ロケ企画中!!乞うご期待!!



 めでたし、めでたし。

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