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上海・杭州の旅 その4 2016.8.30〜9.2

9月2日(金)


本日は、旅行最終日である。

上海浦東空港発が13:35なので、2時間前の11:00に到着すれば十分である。

朝食をゆっくり済ませ、9:30過ぎにホテルをチェックアウトした。



【3泊朝食付きで2,173.5元  日本円で、34,000円ほどになる。】




さて、重い荷物を持って、あの歩道橋を渡らなければならない。

10年前、隣のヒルトンに宿泊したときに、静安寺駅からホテルまでの間に大きな歩道橋があり、それを渡らなければならないことを知った。
でも、その歩道橋には、エスカレータがついていたために、大きな荷物も苦にならなかった。

今回のホテル選びでも、歩道橋を渡らなければならないが、エスカレーターがあるということで、ヒルトンの隣のホテルを選択したのであった。


しかし、なんと・・・エスカレーターは撤去されており、階段だけになっていた。もちろんエレベーターもない。
おいおいおい、バリアフリーの時代に逆行していないか。



【2006年の様子。確かにエスカレーターがついていた。今は、右側と同じ階段になっていた。】



というわけで、初日と最終日に、この横断歩道橋を20s近いスーツケースを抱えて上り下りするという試練があったのだ。



汗をかきかき、地下鉄2号線に乗車した。立っている人も多くいたが、比較的早い時間に座ることができたのは、幸いであった。

11:00前には、上海浦東空港に到着した。
地下鉄三天票の有効期間72時間のうち、63時間利用したことになる。十分に元が取れたと思う。

例によって、チェックインを待つ長蛇の人々を脇に見て、誰も並んでいないスカイチームエリート会員用のチェックインゲートから、チェックインをした。


遅めの朝食だったので、まだお腹はすいていないが、プライオリティーパスを使って、ラウンジに入って、軽めの「無料昼食」をいただいた。


なんだか特権意識を満喫しながら搭乗口を確認すると、搭乗口が変更になっていた。

これは、なんだか嫌な予感がする。スケジュール通りの運航の場合、途中で搭乗口が変更になることはほとんどない。ああ、出発が遅れるかも、とこの予感が的中する。


搭乗30分遅れ、搭乗してから出発まで更に30分遅れとなり、計1時間の遅れである。
仁川空港での乗り継ぎ時間は、予定の2時間が、1時間になってしまった。
仁川空港で、早めの「無料夕食」を食べようという目論見は、あっさりと消え去った。それよりも、乗り継ぎができるかどうかの問題へと変わっていった。

こういう時って、本当にいらいらするものである。どうしようもないことではあるが。



それでも、何とか仁川空港で乗り継ぎ、無事に新潟空港に到着することができたとさ。

めでたしめでた。




旅の総括


・台風

結果的に、台風による影響はなかったが、旅行を計画するときには、大変気になるものである。

今回、台風情報を得たのは、気象庁や日本気象協会のホームページの外、米軍のホームページだった。
米軍のホームページは、5日先まで、かなり正確に予報していることが分かり、大変役に立った。
「台風進路 米軍」で検索できる。



・G20

国賓などが集まる時、一般大衆は、規制を受ける。

当たり前であるが、特に体裁を重んじる中国にあっては、その規模が激しく大きい。まあ、いい経験をさせてもらった。
行動の自由が制限されたが、人の少ない環境でゆっくり過ごせたのは、何よりであった。



・プライオリティーパス

普通に会員になるためには、年間4万円近くの会費がかかる。

一番安く会員になるためには、楽天プレミアムカード会員になることである。
年会費1万円で、プライオリティーパスを発行してもらえる。これで、世界850か所の空港ラウンジが無料で使える。
(無料になるのは本人だけなので、それぞれが年会費を払わなければならない。つまり、我が家は、年間2万円也。元を取るためには、旅行回数を増やさなければならない。これって、本末転倒か。)

今回3か所のラウンジを利用したが、ちょっとしたお酒、料理などがいただけるのは、ありがたい。待ち時間の有効活用という面もある。


ただし、無料ということで、何でも食べてしまうという切ない性がある。
一日目などは、
家での朝食・機内食・ラウンジ食1・ラウンジ食2・機内食と、5回も食べてしまった。もちろん、機内食など全部食べたわけではないが。
ということで、帰宅後の体重計が2sほど多い数値を示してた。



・中国新幹線

急速に新幹線網が発達している。

脱線した車両を蓮畑に埋めるという大失態もあったが、そうそう事故が起きるわけでもない。
乗り心地もよく、料金も安い。利用しない手はない。
これにより、かなり広い範囲に容易に移動できる。

実は、中国の新幹線の乗車は、初めてではなかったが、個人で切符を買うことから行ったのは、初めてであった。
窓口での切符の購入も容易であった。今後、インターネットを利用した切符の購入など、もう少し調べてみたい。




おしまい


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