back

年金暮らしの一大プロジェクト その6 2018.7.7


第3章 プラチナメンバーを目指した18レグ(10−14)


 第4弾は、先のZコースに、羽田−那覇−新潟のVコースである。途中羽田空港近辺に一泊する。これにより、新幹線代が節約できるが、ホテル代と同額なので、大した効果にはならない。

 那覇−新潟の季節運航が5月いっぱいで終了するので、このルートも使っておくことが良いと考えた。

 これまでの国内線修行で、8枚あった株主優待券のうち、7枚を使ってしまった。この5レグのうち、4レグは旅割28などの一月前に予約して、しかも、変更が一切できないチケットを購入しなければならなくなった。何が起きても実施しなければならない状況である。



第4弾第Tレグ 通算第10レグ
 新潟 → 千歳  平成30年(2018年) 5月14日 7:40
 NH1857 DHC8−Q400 (JA856A)

 スキップサービスで修行をすると、保安検査証がたくさん出てくる。

 自然な乗り継ぎの場合は問題がないが、「新潟発、千歳・那覇経由、羽田行き」は、どう考えても怪しい。

 まあ、怪しいといっても正規の料金を払っている正当な行為なので、堂々としていればいいのだが、小心者にはそれができない。保安検査証ザクザクを防止するためにはどうしたらよいか。

 自動チェックイン機を使って発券してみたらどうだろう、ということで、今回はトライしてみた。


 自動チェックイン機発券は、これまでも使ったことがあるが、少々分かりにくい。多少手間取ったが、一区間だけの搭乗券が発券された。よし、これで保安検査証ザクザクが回避できる。


 寄居中学校の修学旅行隊が大阪便を使うらしく、保安検査場は、列を作っていた。

 「修学旅行生は、カバンからペンケースを出して、男子はベルトを外してください。」と係員が言っていた。

 ベルトは分かるけど、ペンケースはなぜ出さないといけないのかな・・・??だった。


 新潟空港にも、ボンバルディア用のアタッチメントが導入されたらしく、ボーディングブリッジを通っての搭乗となった。



【何と、新潟空港でもボーディングブリッジからボンバルディアに搭乗できる。アタッチメントが気になる。】




 ほぼ満席だ。A滑走路との交差地点あたりから海側に向かった滑走を始めた。軽快に離陸し、すぐに雲の中に入った。

 秋田上空あたりで少々揺れたが、大きな揺れはなかった。

 千歳空港南側から着陸した。ここでも、アタッチメント付きのボーディングブリッジを通ってターミナルビルに入った。アタッチメントとボンバルディアのドアステップの関係を見てみようとしたが、よく分からなかった。


 例によって、一瞬だけ外の空気にタッチして、次の搭乗に備えた。


 先回3月12日の搭乗では、953ppを獲得していたが、今回は、旅割28の安いチケットなので、400pp少なくなっている。獲得マイルは、同じである。


獲得553pp 累計26,706pp  獲得345mile 累計18,283mile




第4弾第2レグ 通算第11レグ
 千歳 → 那覇  平成30年(2018年) 5月14日 10:45
 NH1693 B−737−800 (JA85AN)

 ここでも、自動チェックイン機を使って、搭乗券を発券した。安全検査も通常の場所で行った。

 ここでも、当然保安検査証は、一枚だけ。修行が終われば、異常なルートでの搭乗はないわけだが、あと数レグの修行には、有効な手段である。


 ANAラウンジに行って、お約束の朝ビールで一人乾杯をした。



【同じような写真だが、千歳空港の雪はすっかり解けている。】




 JA85ANは、機内WIFI付きだった。南側から離陸し、すぐに右旋回して南へ向かう。


 朝食の味噌汁がとてもおいしかった。何時ものスパークリングワインとともに、充実した時間を過ごした。


 雲の上を通っているので、地上は見えないが、iPadで航路が確認できてとても良い。佐渡、広島、鹿児島を通った。



【おーい、今佐渡上空だよ・・・(・ω・)ノ 】



 次第に雲が薄くなり、瀬戸内海の島々が見えてきた。



【広島上空 とびしま海道 下蒲刈島・上蒲刈島・豊島・大崎下島・岡村島と橋でつながっている。】





 与論島や沖縄本島も見えてきた。天気が良くなってきたので、島々がとてもきれいに見える。


 本部半島を横切り、那覇空港に南側から着陸した。


 これで、30,000ppを越えたので、ANAマイレージクラブブロンズメンバー入りの資格を得た。

 しかし、ブロンズは、ただの通過点に過ぎない。ほとんど特典はないが、それでも、ステータスが少しずつアップしていることを実感できて、うれしい。庶民の心をくすぐる、よく考えられたシステムである。


獲得3,892pp 累計30,598pp  獲得2,182mile 累計20,465mile




第4弾第3レグ 通算第12レグ
 那覇 → 羽田  平成30年(2018年) 5月14日 16:40
 NH472 B−777−300 (JA756A)


 安くておいしいとの評判の「空港食堂」で沖縄そばを食した。

 ざわざわとしていて、後片付けもセルフという下町の定食屋という感じである。比較的あっさりとした美味しい沖縄そばだった。



【空港食堂 沖縄そば CAさん、御用達だとか。】




 ところで、翌日の最終レグは普通席なので、ANAラウンジが使えない。

 そこで、下見を兼ねて、カードラウンジの「ラウンジ華」で、コーヒーをいただいた。

 外の景色が見えない、重苦しい雰囲気のラウンジだった。そう考えると、新潟空港のカードラウンジは最高の場所であることが分かる。


 本日の最終レグだったので、スキップサービスで保安検査場を通過した。ANAラウンジは、比較的すいていた。ビールも何だか飲み飽きたので、野菜ジュースをいただいて、時を過ごした。


 優先搭乗をせず、最終案内を聞いてから搭乗した。

 南側から離陸し、右旋回して北東に向かった。機内WIFI付きだったが、フライトレーダーには、機体が表示されていなかった。


 1時間ほど過ぎた四国の南あたりで、フライトレーダーに表示されるようになった。



【もうすぐ、伊豆半島通過】




 左手に伊豆大島を見て、房総半島をかすめ、東京湾沿いに北上した。A滑走路を南側から着陸した。途中ほとんど揺れることはなかった。


 本日宿泊の「京急EXイン羽田」へは、京急で二駅の天空橋で下車する。ホテル周辺には、コンビニや食堂もないという情報なので、空港内のローソンで、ビールやおつまみ類を調達した。


 19:40頃チェックインした。

 エレベーターのセキュリティがしっかりしている。カードキーをかざすのは、どこにでもある。ここではそれに加えて、カードキーをかざすと、自動的に自分の目的階のランプが表示される。ボタンを押しても、「その階には止まりません」とアナウンスされる。よくできたものだ。


 部屋からは、羽田空港の北側が望め、黄色いライトの下で、何機かの飛行機がたたずんでいた。飲み飽きたはずのビールで一人乾杯をして一日を終えた。



【本日の宿坊 それに精進料理と般若湯・・・】




獲得2,860pp 累計33,458pp  獲得1,537mile 累計22,002mile




第4弾第4レグ 通算第13レグ
 羽田 → 那覇  平成30年(2018年) 5月15日  7:35
 NH463 B−767−300 (JA8579)


 目覚ましを5:00にセットしていたが、4:30には目覚めた。外は明るく、朝日に輝く羽田空港が見える。



【修行僧の朝は早い・・・】




 5:20に食堂に行き、簡素な和食をいただいた。6:00過ぎにチェックアウトし、京急を使って羽田空港第二ターミナルに着いた。


 ここでも、自動チェックイン機を使って搭乗券を発券し、今度は、北側のプレミアム検査場を通って、ANAラウンジに入った。

 まだ7:00前だというのに、ラウンジは営業中だった。さすがに超朝ビールというわけにもいかず、ホットコーヒーで目を覚ました。でも、結構な人が超朝ビールを楽しんでいるもんだ。


 JA8579は、4月に通算第9レグ宮古島→羽田で搭乗した機だった。機内Wi-Fiなし。

 A滑走路を北側から離陸し、右旋回して静岡・中部空港を経由して九州の東に出た。ここまで揺れはなかったが、奄美大島上空で、少々揺れがあった。沖永良部島あたりはリーフが見られないが、与論島には、綺麗なリーフが見られた。

 前日は、ここから南に回ったが、今回はそのまま進む。伊是名島が綺麗に見えた。



【リーフが美しい伊是名島(いぜなじま)】




本部半島・伊江島を左に見て、左旋回して那覇空港北側から着陸した。



 本日の最終レグまでには、4時間近くある。リュックサックを200円のコインロッカーに入れて、ゆいレールで沖縄県立博物館に向かった。



【ゆいレールの最後部、遠くに那覇空港のターミナルが見える。】




 おもろまち駅から10分ほど歩いて、博物館に着いた。410円也を払い、常設展を見学した。



【沖縄県立博物館 沖縄の城(ぐすく)を模した建物だとか。】




 たくさんの資料があるのだが、総花的で今一つインパクトに欠ける。おそらく展示の仕方に問題があるのだろう。何をどう見ればよいのかよく分からなかった。

 30℃近くの暑さの中をおもろまち駅に戻り、12:30過ぎに那覇空港に到着した。


 前日と同じ「空港食堂」で、豆腐チャンプル定食をいただいた。これまた薄味で、とてもおいしかった。残念なのは、ご飯かな。これは仕方ないか。まあ、宮古島で食べた「麩チャンプル」の方が美味しかったように思う。



【空港食堂の豆腐チャンプル定食】




 ANAフェスタで少々のお土産を購入して、最終レグに備えた。


獲得2,860pp 累計36,318pp  獲得1,537mile 累計23,539mile




第4弾第5レグ 通算第14レグ
 那覇 → 新潟  平成30年(2018年) 5月15日 14:10
 ANA1866 B−737−500 (JA8595)


 麻疹が流行しているという沖縄だけど、何と修学旅行生が多いことか。これでも、何千人がキャンセルしたとか。それにしても、空港のロビーは修学旅行生で埋め尽くされていた。


 早めに保安検査を終了して、搭乗口近くで待っていた。すると、ANAフェスタに「大東寿司」が一個だけあるではないか。賞味期限は、翌日の朝7時。迷うことなく購入した。あの八丈島で味わった「島寿司」の流れをくむ寿司だ。いいものをGETした。


 国内線修行最終レグは、ガラガラ状態だった。5分前にドアが閉められたが、那覇空港混雑ということで、なかなか出発しない。滑走路に入る二つのタキシングウエイの右隣に、宮古行きで乗ったスターアライアンス機(JA614A)が並んだ。

 さて、次は出発だなと思っても、まだ出発しない。突然爆音がして、海上自衛隊の戦闘機が3機続けて着陸した。お国のために頑張っている自衛隊さんか、仕方ない。結局、40分ほど遅れて北側から離陸した。


 全体にどんよりと晴れていたが、何とか地上の様子を確認できる天気だった。先行する飛行機の飛行機雲を見たり、わずかな高度差で交差する航空機を見たりすることができた。

 この日は、飛行機雲を引くようだ。自機の後ろを見たが、さすがに飛行機雲は見えなかった。


 何だか飲み物も欲しくなく「ありがとうございます。必要ありません。」と、かっこよく(のつもり)断った。あればありったけ飲み食いしていた状況から、多少は悟りが開かれてきただろうか。


 近畿を過ぎ、加賀の白山や立山、妙高山などがよく見えた。

 新潟に近づき、景色が夕日に映えてきた。大河津分水、燕三条駅、などを見ながら新津、水原、月岡温泉を右に見ながら左旋回して、川側から着陸した。約30分遅れで到着した。


 新潟空港のロビーで、豊山が琴奨菊に敗れるのを見届けて、新潟駅行きのバスにとび乗った。JRで亀田駅に着き、駅前からバスに乗って帰宅した。


 これで、国内線修行が完了した。「お疲れさまでした」


 翌日、ANAマイレージクラブブロンズメンバーに昇格のメールが来た。スマホのデジタルカードもANAマイレージクラブブロンズとなった。



【5月14日現在のプレミアムポイントが表示されている。】




獲得1,978pp 累計38,296pp  獲得986mile 累計24,525mile






つづく


back