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最北の富士 利尻島その2 2016.7.25〜26



7月26日(火)

朝4時半過ぎ、Fさんがごそごそと何かやっている音で目が覚めた。スマホをいじって、写真を撮っていた。

ちょうど朝日が昇るところであった。期せずして、ダイヤモンド富士の鑑賞となった。



【もう少し高い位置から出てくるとよかったのだが。Fさん作品】




利尻島を時計に見立てると、利尻空港は、11:00の位置になる。

25日は、そこを起点に、時計まわりで移動していた。
オタトマリ沼は、5:00の位置。
仙法志御崎公園は、6:00の位置。
お宿のある沓形岬は、9:00の位置である。





ちょうど島の西側にあたるので、島の中心にある利尻山からの日の出を拝むことができたわけである。


ホテルをチェックアウトし、9:00〜12:00の位置、すなわち北西方面に出かけることにする。


車を走らせていると、「映画ロケ地」という赤い文字が目に入った。

そう、吉永小百合主演の「北のカナリアたち」のロケ地である。
礼文島が主なロケ地であるが、利尻島も数か所ロケ地になっている。



【ロケ地看板 実はここしか見つけられなかった。】



ロケ地「ポロフンベ」映画の冒頭のシーンに使われた。






映画のセットかと思われるくらい、寂しい海辺の寒村である。






婆ちゃんが昆布を干して、休憩していた。
御歳86歳だそうだ。現役で働き、軽トラックも運転するそうだ。
吉永小百合さんと一緒に写真も撮ったそうだ。

そういえば、この背景の家、映画に登場していた。



【なーしてるがー】




【婆ちゃんの干場は、ちょっと狭い。】




【本格的な干場は、こんな感じ。】




【壊れた作業場か。物悲しい。】




ロケ地「富士野園地」

ラストシーンで、子供たちと一緒に「あの青い空のように」を歌うシーンで使われた。
もう少し早い時期であれば、エゾカンゾウが黄色く咲き乱れていたであろう。







【撮影場所は、この辺りのようだ。】




【ポンモシリ島 ウミウなどの野鳥の楽園である。】




【ポンモシリ島を望む。】




【鴛泊方面を望む。左の岩山が「ペシ岬」】




利尻山には、雲がかかり、山容は確認できない。

せっかくだからということで、姫沼と甘露泉水に行ってみた。



【姫沼 沼の向こうに利尻山が見えるはずである。観光バスが1台止まっていた。】




【甘露泉水 利尻山の登山口になっている。最後の水場だそうだ。下の岩の間からこんこんと湧き出ている。】



お昼は、鴛泊フェリーターミナル内にある食堂丸善で、うにめし丼をいただいた。



【こんなに宣伝していると、つい入ってしまう。】




【美味しいは美味しいが、これが二年連続グランプリかなぁ?】




フェリーターミナル前にある「まごころレンタカー」さんに車を返却し、利尻空港に送ってもらった。

料金は、24時間ガソリン代込みで、14,000円だった。結構割高ですな。

ちなみにガソリンの価格は、1リッター138円ほどだった。



利尻空港では、大変珍しい光景に出会った。

海鳥が滑走路やスポットにたくさん遊んでいる。それを3台の車で追い払っていた。

飛行機の到着が近づくと、バードさんが、空砲をかなりの数撃って追い払っていた。
(バードさんのことは、映画「ハッピーフライト」を見るとよくわかる。)



【バードさんが撃った、空砲の軌跡。】




こうして最北の富士、利尻山のかくれんぼを追いかけた旅は、無事に終わったとさ。

めでたし めでたし



後日談1
映画「北のカナリアたち」は、出発前に借りていたのだが、見る時間がなかった。帰ってきてから見た。



後日談2
いつの間にか、こんな大きなポスターが我が家の玄関ホールに飾ってあった。





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