日本海海戦の旗艦「三笠」が横須賀にあると聞きました。
大連・旅順・瀋陽(奉天)と旅したからには、訪ねないわけにはいかないでしょう。
ということで、「大人の休日倶楽部パス」を使って、見学してきました。
東郷平八郎元帥海軍大将がお出迎えです。
旗艦三笠の船体は、陸に埋められています。
船尾の「みかさ」の表示は、当時のままだそうです。
デッキから後ろに伸びているのは、司令長官専用デッキです。
東郷平八郎さんは、ここで何を考えていたのでしょうか。
船首の菊の御紋章は、皇居に向かっています。
入場料600円也(65歳以上500円也)を支払い、館内に入ります。
無線通信室、Kの父も通信兵だったとか・・・。
側砲のレプリカがずらり並んでいます。
30cmの主砲、もちろんレプリカです。
艦橋内部です。上に向かって伝声管が伸びています。
艦橋の真上です。
東郷平八郎元帥は、ここに立って指揮をしていたそうです。
下の操舵室からの伝声管とここの伝声管が繋がっています。
左の羅針盤の左側に立って、T字戦法東郷ターンを指示したそうです。
測距儀です。
有名な絵ですね。T字戦法東郷ターンの直前だそうです。
マストにZ旗が掲げられています。
長官寝室です。左がベッドです。
皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ
士官室
近代的な洗面台・便座・バス、さすがイギリス製の軍艦です。
洋食器がずらり並んでいます。
最後尾の司令長官居室です。明治天皇の御真影があります。
残念ながら、横須賀カレーを食べる機会がありませんでした。
横須賀駅でカレーパンを買って、電車の中でいただきました。
家に帰って、94歳の老母に旗艦三笠の話をしました。
すると突然、
「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」
と語り、
「とどろーく つつおーと とびくーるだんがん・・・すぎのはいずこ・・・」
「りょじゅんかいじょう やくなりて てきのしょうぐん ステッセル」
と、「広瀬中佐」や「水師営の会見」を歌い始めました。
かの時代を生き抜いた方々に頭が下がります。