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2016年11月28日


旗艦 三笠



日本海海戦の旗艦「三笠」が横須賀にあると聞きました。

大連・旅順・瀋陽(奉天)と旅したからには、訪ねないわけにはいかないでしょう。


ということで、「大人の休日倶楽部パス」を使って、見学してきました。



東郷平八郎元帥海軍大将がお出迎えです。

旗艦三笠の船体は、陸に埋められています。





船尾の「みかさ」の表示は、当時のままだそうです。
デッキから後ろに伸びているのは、司令長官専用デッキです。
東郷平八郎さんは、ここで何を考えていたのでしょうか。





船首の菊の御紋章は、皇居に向かっています。




入場料600円也(65歳以上500円也)を支払い、館内に入ります。



無線通信室、Kの父も通信兵だったとか・・・。



側砲のレプリカがずらり並んでいます。





30cmの主砲、もちろんレプリカです。




艦橋内部です。上に向かって伝声管が伸びています。




艦橋の真上です。

東郷平八郎元帥は、ここに立って指揮をしていたそうです。
下の操舵室からの伝声管とここの伝声管が繋がっています。

左の羅針盤の左側に立って、T字戦法東郷ターンを指示したそうです。





測距儀です。




有名な絵ですね。T字戦法東郷ターンの直前だそうです。




マストにZ旗が掲げられています。






長官寝室です。左がベッドです。




皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ




士官室




近代的な洗面台・便座・バス、さすがイギリス製の軍艦です。




洋食器がずらり並んでいます。




最後尾の司令長官居室です。明治天皇の御真影があります。




残念ながら、横須賀カレーを食べる機会がありませんでした。

横須賀駅でカレーパンを買って、電車の中でいただきました。




家に帰って、94歳の老母に旗艦三笠の話をしました。


すると突然、

「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」
と語り、

「とどろーく つつおーと とびくーるだんがん・・・すぎのはいずこ・・・」
「りょじゅんかいじょう やくなりて てきのしょうぐん ステッセル」

と、「広瀬中佐」や「水師営の会見」を歌い始めました。




かの時代を生き抜いた方々に頭が下がります。



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