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快復状況の数値化

加齢による頚椎椎間板ヘルニアの治療を受けながら,いろいろなことを考えました。
お陰様でずいぶんと良くなり,ほぼ,日常の生活を取り戻しました。3月23日からの中国・珠海訪問も予定通り参加できそうです。

毎日,頸椎を牽引しながら,考えたことがあります。「毎日,少しずつ良くなっている」ことは確かなのですが,それをどのように表現するかということです。

言葉で表すと,「毎日,少しずつ良くなっている」です。何と情緒的な言葉でしょうか。どのように少しずつなのでしょうか。それが不明です。
私たちは,日常生活で,このような情緒的な非常に曖昧な言葉で対応しています。Kとしては,せっかくの機会ですので,これをもっと分かりやすく数値できないかと考えながら治療を受けていました。

痛さは少しずつ和らいでくるのですが,それは,前日の9割くらいになるという,経験則を見つけました。

最初の日の痛さを1とすると,一日治療すると,0.9になります。次の日の治療をすると,その0.9の0.9倍です。すなわち0.81になります。つまり,毎日同じように快方に進むのではなく,前日の9割の快復というわけです。

y(痛さ)は,0.9のx(日数)乗になります。ここでは,それを表記できないのが,残念です。

「yイコール0.9のx乗」  という数式です。
はじめは,どんどん良くなるのですが,しばらくすると,良くはなっているのですが,なかなか0にはなりません。

このように,医師は「しばらくすると良くなります」や「だんだん良くなりますよ」などと,分かりにくい情緒的な言葉で症状を説明するのではなく,数学の言葉で説明をすることがいいのではないかと思った次第です。

聡明な医師の皆さんなので,治癒するまでの道筋を,病状・体重・年齢・投薬量などを変数や定数とした方程式を持っていることでしょう。これらを患者に示すことも必要なのではないでしょうか。


こんなことを,声高々にFさんとmomoに訴えたら,「そんなこと考えているのは,Kだけでしょう」と笑われてしまいました。
「お医者さんに数式なんて言われても,誰も分かりません。」
「・・・・・」


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