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楽天モバイルについての書簡



おれ様への楽天モバイルについての書簡
(本物の書簡に少々加除訂正を加えてあります。)


書簡その1
楽天モバイルの概要
ポイント還元で本体実質ゼロ円:機種購入にかかる費用です。例えばOPPO A73 ですと、15001円で購入すると、ポイントで15000円分が還元されるので、実質1円の支払いとなります。

支払いは2円のみ:楽天モバイル1回線目は、1ギガバイトまでなら基本使用料がかかりません。使うデータ量が多くなると、段階を追って有料になります。ですから、楽天モバイルでは、月1ギガバイトを超えないことが必要です。但し、通話料金はきちんとかかります。OCNが30秒10円ですが、楽天モバイルでは、30秒20円です。ここがひとつの留意点です。そこで登場するのは、国内通話が無料になる楽天リンクというアプリです。これはインターネット回線を使ったip電話です。固定電話や光回線を使った電話と異なり、少し音質が劣る場合があります。楽天リンクを使った電話は、特別な電話を除き、我々が使う電話番号に普通にかけることができます。しかも無料です。そして、相手には、自分の携帯電話番号がそのまま通知されるという優れものです。ip電話といえば、かつて050の電話を使っていました。これは、通話先が050の同じ企業グループであれば通話料無料ですが、ほかは有料になります。また、050番号を知らない人にかけると、押し売りやおれおれ関係と思われ、出てもらえないことが多いです。
さて、話を2円に戻すと、これは、ユニバーサルサービス料金です。電話番号があると、必ず課金されるものです。

楽天モバイルは、ここまで書くととても優れものですが、問題点も存在します。その辺りは、続きで。


書簡その2
楽天モバイルの脆弱性
楽天モバイルは、第4のキャリアとしてスタートしました。
当然、自前の回線を持つ必要があります。しかし、これには莫大な設備投資が必要になります。当面は、自前回線とauのレンタル回線とで運用しています。かなりのエリアをカバーしていますが、3大キャリアに比べると狭いです。
また、顧客がそれなりの数いないと、事業として成立しません。そこで、例の1ギガまで無料(1回線目のみ)という破格の設定をしています。また、転入・転出の手数料を無料にしています。
現状、楽天モバイルは、大赤字です。その赤字は、楽天グループからの補填です。楽天市場などは、かなりの利益を上げていますが、グループ全体が傾きかけない状況もあるようです。
こう考えると、何とか楽天モバイル内で、多少の利益を上げなければならないということになります。
そのひとつは、スマホ本体を買わせること。SIMフリーのスマホだからといっても、楽天モバイルに繋がるとは限りません。SIMフリーのスマホの中でもかなり限定的になっています。
同じ品番のスマホでも、繋がらないことがあると公式に謳っています。
今繋がっていても、今後とも繋がるとは限りません。
昔、Mineo(マイオネ)という格安携帯会社の回線が、iPhoneのiOSがバージョンアップになった時、それまで使えていたドコモ回線が使えなくなったことがありました。一時的ではなく、数ヶ月だったようです。(現在、マイオネは、ドコモ回線かau回線かを選べるようにしました。)
また、現在レンタルしているau回線がかなりの負担になっているようです。自前回線が70%になったら、au回線のレンタルを停止するというアナウンスも入っています。都会の中心部や住宅街などでは、70%区域に入るでしょうが、少々閑散とした場所では、圏外になってしまう可能性があります。
このように、突然使えなくなるという危険性が多少なりとも存在しています。
もう一つ、通話料金が高いということが上げられます。
OCNモバイルoneでは、30秒10円ですが、楽天モバイルでは、30秒20円です。楽天リンクというアプリを使えば、無料となりますが、そこに、結構落とし穴があります。よほど意識して使わないと落とし穴にはまり込み、無料だと思って長話をしていると、膨大な料金を請求されるということが起きる可能性があります。

このように、全面的に楽天モバイルに移行するのは、少々危険かなと考えています。
じゃあどうするか。

ちょうど時間となりました。  次回に続く。


書簡その3
現時点での楽天モバイル活用法
これまで書いてきた以外にも、破格な値段の楽天モバイルには、かなり多くの落とし穴が潜んでいます。つまり、今のところ全面的に楽天モバイルに身を委ねるということは、大変危険であります。

現在、楽天モバイルのRakutenUN-LIMITYは、1ギガまで無料です。3ヶ月間基本料金無料(電話料金は別)という特典もついています。(この特典は、2022年2月8日までとアナウンスされています。)この期間に美味しいところだけ徹底的にいただくことです。

落とし穴を避け、美味しいところをいただく方法は、前から言っていた楽天モバイル対応のDSDS(DSDV)スマホの利用です。私はこのことを考えていたので、MNPで会社を乗り換える時に、楽天モバイルに対応するであろう(この時点では確定ではありません)機種を格安に購入しておりました。

メインに使うSIMは、今まで通りにしてこれまでの電話番号が使えるようにします。そして、新規に楽天モバイルに登録します。楽天モバイルのSIMを使って、楽天リンクアプリから無料で電話をかけるということになります。
楽天リンク経由の電話をかけると、当然楽天SIMの番号が相手に表示されることになります。そこで、家族や関係者には、新しい電話番号も使える旨連絡し、登録しておいてもらいます。その他、着信番号が表示されないと思われる相手、表示されても関係ない相手には、無料電話をかけることが出来ます。
もちろんメインの番号、楽天の番号のどちらからも送受信できます。

ここまでが、2円で月1ギガバイトと無料電話を手に入れるストーリーです。
DSDSスマホであれば、一台のスマホでこれらのことが完了します。

私自身がまだ楽天モバイル初心者ですので、まだ知識不足のところもあると思います。また、楽天リンクのもっと良い使い方も日々確認中です。私のスマホは、一応5G対応ですので、楽天エリアの5Gを体験してみようと考えています。

以上、本編を終了いたします。

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