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ピロちゃんがいた! 胃カメラデビュー


 TA-TAさまが、熱心にピロリ菌検査を勧めてくださった。
3月3日に人間ドックがあるので、せっかくだから、オプション検査の項目に追加することにした。検査項目は、胃がんハイリスク(ABC)検診である。血液検査で、2,592円を支払った。


 果たしてその結果は、ピロリ菌(+)、ペプシノゲン(+)であった。胃がんリスクC群だそうだ。
インターネットで検索すると、毎年400人に1人が胃がんになるリスクだという。おっと、危ないぞ。まあ、子供のころからずっと井戸水を飲んでいたわけだし、その辺に転がっているわけのわからないものを食べていたので、この結果は妥当だよなと納得した。


 かかりつけのO内科医院の先生に相談したところ、
「それは、胃カメラで病理検査をしたほうがいいですよ。私のところでは、胃カメラ検査をしませんが。そうですね。近くであれば、S内科消化器科医院かHクリニックがいいんじゃないですか。」
ということで、患者であふれかえっていると噂のS内科消化器科医院ではなく、momoがかつて胃カメラ検査を受けたことがあるというHクリニックで受診することにした。どうやら、こちらは比較的すいているらしいとの噂である。


 3月17日、この日届いた紹介状と検査結果を手に、Hクリニックで受診した。
受付を終えたら、すぐに名前を呼ばれた。噂は、本当だった。
いろいろと説明を受けて、3月22日に胃カメラ検査をすることに決定した。8年ほど前に、大腸内視鏡検査を受けたことがあるが、胃カメラ検査は、初めてである。太いパイプがのどを通るなんて考えられない。しかし、これも神様が与えてくれたチャンスだと思い(ちょっと大げさ)、のどを通してみようと決断した。正直、胃カメラって、どんなふうになるのかちょっと興味もあった。
この日の医療費自己負担850円


 3月22日、いよいよ胃カメラ検査当日を迎えた。
はじめに、胃の中をきれいにする?とかいう液体の薬を飲んだ。続いて、のどに麻酔をかけるということで、ゼリー状の薬を口に含み、のどの奥に5分間留めておくように指示を受けた。この間に、鎮静剤を静脈注射された。
 体を横にして、マウスピースをかんで、いよいよ胃カメラの挿入である。うーん、何とも言えない違和感。「マウスピースをしっかりかんで」と「体を楽にして」という相矛盾する指示が、何ともよくわからない。のどの奥のパイプが動くたびに、ゲホゲホとなって、苦しい。
 この間、わずか5分か10分くらいだったのだろうが、結構長く続いたように感じた。「終わりますよ」との声とともに、カメラの先の明かりが目の前を抜けていったとき、ようやくほっとした。
 その後、医師から、胃の映像を見ながら説明を受けた。どうやら萎縮性胃炎があるようだ。検査結果はすぐにわかると思っていたが、病理検査をするので、一週間後においでと言われて、Hクリニックを後にした。えぇ、一週間もかかるの?
この日の医療費自己負担7,640円

  (醜いものをすみません。だれか、癌があるなんて言わないでね。)


 3月29日、病理検査の結果発表の日である。
「ピロリ菌(+)でしたね。」とさわやかな医師の話。
「薬を出します。7日間服用してください。来年、胃カメラ検査をして、除菌されたか確かめるといいですね。」
えぇ、除菌結果は一年後なの?少々頭の中が???だったが、自信ありげな医師の言葉に従うことにした。そのほかは異常ありませんでしたかと不安げに聞くKに、「はい、特にありません。」という、さわやかな返事に、安堵した。
この日の医療費自己負担630円
お薬自己負担1,520円





こうして、13,232円で、胃カメラ検査を受けたり、自分の胃袋を眺めたり、ピロちゃんとの対決をすることになったりと、貴重な経験をすることができた。


除菌結果は、当分お預けのようだが、まずは、一安心。TA-TAさまに、感謝感謝である。





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