back


ノーリスク・ノーリターン

御嶽山の噴火報道を見るたびに,いろいろなことを考えさせられます。

あの季節,あの天気,あの時間・・・多くの偶然が重なったために,大きな災害になりました。
噴火の予兆があったといえばあったようですが,多くの人々はそんなことを知るよしもなく,秋の一日を堪能していた最中だったのでしょう。
本当に,まさかまさかの出来事だったと思います。

自然災害の怖さを感じます。



生きていく上で,ある程度の危険はどこにでもあります。

登山に限らず,飛行機の搭乗然り,車の運転然り、バイクの運転も然りです。

島国日本では,飛行機に乗らなければ外国に行くことが出来ません。テレビ放送で外国旅行の番組が毎日放映されていますが,あの空気感は現地以外では感じることが出来ません。

何でわざわざバイクに乗るのかと,時々尋ねられますが,車の運転では絶対に味わえないものがあるのです。

ハイリスク・ハイリターンは、好みませんが、ノーリスクではノーリターンです。



加茂市長が、小中学生向けに自転車事故防止のために、「なるべく自転車に乗らないほうがよいと思う」との通知を出したことが話題になっています。
いろいろな論点があります。

・車中心社会こそ問題の核心だろうという批判
・自転車業界からの批判
・危険予知能力育成を妨げているという批判
等々

原文を読んでみると,「なるべく自転車に乗らないほうがよいと思う」という一文だけが一人歩きしている感が否めません。親が子どもに言う内容としては,そんなに間違っていないでしょう。しかし,行政機関が出す文書としては,如何なものかと感じます。


もちろん,私は,「安全に自転車に乗るにはどうするか」ということが重要であると考えています。

(「中国で横断歩道を渡る」を参考にしてください。)



back