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スマホデビュー

17年間,docomoにお金を払ってきましたが,先日解約しました。
「長きにわたりありがとうございました」というねぎらいの言葉をかけてもらえるものと思っていましたが,そういうものは一切ありませんでした。


今までスマートフォンを使わなかったのは,パケ放題の料金が不当に高いという理由でした。
しかし,ここにきて情勢が変わってきました。
Appleから「白ロムiPhone」が発売されたのでした。


「白ロム?」少々マニアックな話になりますが,我慢してください。


一般的なスマートフォンは,販売会社の電話回線を使わなければならないようになっています。
docomoでスマートフォンを購入すると,ドコモのパケ放題などの商品と契約して,docomoの回線を使って電話や通信をすることになります。
auやsoftbankも同じです。

自社の回線しか使えないわけですから,通信料金を勝手に決めること?になると思っています。
スマートフォン所有者の8割以上が,契約した通信料金に見合うだけの通信を行っていないとの報告もあります。
この8割の人から,,がっぽりと稼いでるわけです。しかも,2年間も継続しなければならないという縛りもあります。
ですから,本体代金0円などと,いかにも安いと錯覚させる商売ができるのです。


さて,「白ロム」ですが,これは,どこの通信会社の回線でも契約できるスマートフォンです。
通信会社を決定する「SIMカード=ロムとも呼ぶ」をスマートフォンに入れていないため,「白ロム」と呼ばれています。
これまで日本国内では,規制の関係からか,販売されていませんでした。


費用を計算してみましょう。

白ロムのiPhoneの金額  80,000円ほど(白ロム君,高いですね・・・)
通信会社の「SIMカード」の金額   3,000円ほど (Kが選んだのは,iijmioという会社)
iijmio月々の定額通信料金      1,000円ほど
インターネット電話の基本料金   月300円ほど (Kが契約したのは,050plusという商品)
これで,1年間にかかる費用は,98,000円です。

同じiPhoneをdocomoで契約すると,月々の支払いが7,000円ほどになります。
機種変更の手数料約3,000円を加えて,1年間にかかる費用は,87,000円です。
2年縛りがありますから,2年間で171,000円となります。すごい金額です。

一方,白ロム君の方は,2年間で,113,600円です。
初期投資が大きいので,1年間では負けますが,最低限の使用期間の2年では,57,000円を越える圧勝です。

実は,通話料金も,docomoでは,30秒16円くらいかかりますが,050plusでは携帯へ1分16円,固定電話へ3分8円と格安です。
(ただし,LTEスマホの場合同じ会社同士は通話無料,050plusでグループIP電話への通話が無料,などの特例があります。Kの自宅をIP電話にしたのは,この布石でした。)


白ロム君の弱点は,これまで使っていた携帯の電話番号とメールアドレスが使えないことと,iPhoneのセットアップに多少の技術が必要であることくらいでしょうか。
もう一つ,海外での使用するときに工夫が必要であることがあります。


これらの技術が大好きなKにとっては,楽しい楽しいスマホデビューとなりました。


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