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バイクに乗って その3


安全にバイクに乗るために,自分なりのルールを決めて実行している。

まずは,服装を整えることである。形からはいるのも重要なことである。

専用のジャケットを必ず着る。厳冬期用,初夏用,真夏用をそれぞれ使い分けている。真夏でもジャケットを着ることにより,気持ちが引き締まる。また,専用のジャケットには,肩や肘・背中などにプロテクターがついている。くるぶしが隠れるブーツを履く。専用のグローブをつける。
長距離移動の場合は,フルフェイスのヘルメットをかぶる。あまり知られていないが,排気量によって使用できるヘルメットに違いがある。お椀のようなハーフ型のヘルメットは,125ccまでのバイクでしか使用できない。ましてや,工事用ヘルメットでは,どんなバイクも運転できない。
これらの服装については,自分の身を自分で守るというイロハである。

運転は,基本に立ち返るということである。

現行のバイクは,ヘッドライト常時点灯である。それだけ,存在感を周囲に示す必要があるからである。同様に,方向指示器などの周囲へのサインは,確実に行う必要がある。車線変更などでは,ミラーでの後方確認とともに,必ず目視をする。万一のことを考慮して,車間距離を十分にとる。
運転の基本に,ニーグリップというものがある。両膝でタンクを挟み込むことである。こうすることにより,バイクとライダーが一体となり,路面の凹凸や横風などの影響を受けにくくなる。常時ニーグリップを続けていることは苦しいが,可能な限り続けている。

車両についても自分なりの基準で選んでいる。

リターンライダーになったとき,125ccのスクーターに乗った。これはこれで楽しかったが,いくつかの問題が見つかった。まずは,ニーグリップができないことである。なかなか一体感のある運転ができず,車体が不安定になる。オートマチックのため,細かな操作ができず,車輪が道路をとらえているという「グリップ感」がつかめない。安全に乗りこなすことができないと感じた。
バイク自体は,車と同じ速さで走る関係から,ある程度の出足が必要である。また,緊急ブレーキによる転倒を防ぐために,車輪がロックしないABSはバイクにこそ必要な装置だと思う。バイクも確実に進化している。

このようなことから,現在のCB400SBにたどり着いた。   つづく


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