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クアラルンプールの旅 その2 2019.6.15〜18


エピソード2 お酒がない


 6月16日(日)

 睡眠時間は、5時間弱だったが、時間がもったいないので、6:30には活動を開始した。

 夜明けは7時ころで、外の景色が見えてきた。







 ゆっくりとモーニングバイキングをいただき、本日の行動作戦を立てた。


 まずは、交通チケット「Touch`n Go Card」をゲットすることから始めた。地下鉄やモノレールなど共通して使えるSUICAのようなものである。

 地下鉄のチケット売り場に行くと、あっちの自動販売機で買えと言う。
 自動販売に行くと、「PURCHASE」の欄は斜線が引かれていた。つまり買えないということ。
 仕方がないので、セブンイレブンに行って聞いてみたら、あっちの「my NEWS」で売っているとのこと。

 ここで、10RMのデポジットを払って「Touch`n Go Card」をゲットし、20RMのチャージをした。これでたぶん滞在中には、十分間に合うだろう。



【これを持っていれば、安心して公共交通機関に乗れる。】




 まずは、モノレールに乗って、ペトロナス・ツインタワーに向かった。







 この日は日曜日なので、混雑が予想されたが、運よく10:30入場のチケットを購入することができた。
 通常価格85RMのところ、61歳以上のシニア料金で42RMとは、老人天国マレーシアである。
 売り場で突然、あなたは父親か?と聞かれた。今日は、父の日なので、先着30名の父親にプレゼントがあるという。こうして、立派なマグカップを頂いた。



【マグカップ ゲット ラッキー】




 ペトロナス・ツインタワーは、正面から見て右側のタワー1が日本のハザマ、左側のタワー2が韓国のサムスンが施工したそうだ。

 中間部の連絡橋(スカイブリッジ)は、フランスの会社が施工したという。



 地下のエレベーター乗り場から、タワー2の中間部まで上がる。スカイブリッジの高さは、170m。



【タワー1側からスカイブリッジ内を見る。】




【正面側 すぐ近くに銀行のビルが見える。】




【裏側 公園になっている。左にはモスクとその周辺の再開発地区が見える。】



10分ほどの滞在の後、86階の展望台に上がる。


ここは、370m。360°の展望というわけにはいかないが、クアラルンプールの街がよく見渡せる。



【正面の銀行がずいぶん下に見える。】




【タワー2から見たタワー1 その右肩にクアラルンプールタワーが見える。】




【見学が終わり地上に戻ってきた。正面に見えた銀行、結構高いのだけど。】




 モノレールで2駅戻り、ブキッ・ビンタンに行った。

 それにしても、クアラルンプールの地名は、分かりにくい。意味が分からないので、覚えられないのだ。

 誰が言うのかわからないが、「マレーシア銀座」と言われていて、おしゃれな店や巨大ショッピングモール、そして、屋台街まで何でも揃う繁華街だそうだ。

 あまりよく調べもしないで行ったので、ちらっと眺めるだけにして、地下鉄(MRT)でKLセントラル駅に戻った。



【あまり開発されていない方の「マレーシア銀座」】





 KLセントラルにも巨大ショッピングモールがある。

 その中にある東南アジア系のレストラン「PERANAKAN PLACE」に入りたいと思った。

 しかし、ここで多少の問題が生じていた。

 マレーシアは、イスラム系の国なので、アルコール類を取り扱わない店も多いとか。


 店の入り口で確かめたのは、「Do you have beer?」。

 笑顔とともに、「Oh yes!!」と返事が返ってきた。

 「よし、入ろう」



【店内の様子 向こう側に黒いヒジャブをまとった女性のグループがいる。】




 Kは「Peranakan Fried Rice」を、Fさんは「Nyonya Platter」を注文した。もちろん、ビールとともに。

 鶏肉オンパレードのイスラム系の料理だけあって、柔らかくスパイシーな味だった。

 暑い中を歩いてきただけあり、ビールはぐびぐびと行けた。ビールが自由に飲める文化の国に生まれたことに感謝した。


 料理の値段は、日本のレストランの半額という感じかな。ビールは、日本と同額程度。



【Nyonya Platter これで15.9RM:約470円】




【Peranakan Fried Rice こちらも同じく15.9RM  ビール350mlも同じく15.9RM・・・高い】





 ホテルに戻って昼休みの後、LRT(Light Rail Transit System:おもに高架橋を走る鉄道)で、マスジット・ジャメに向かった。

 ここは、市内最古のイスラム寺院だそうだ。

 残念ながら、16:00を過ぎていたため、中に入ることはできなかった。



【川べりから見たマスジット・ジャメ  たぶん演出と思われる霧が脇から噴き出してきた。】




 この辺りは、クアラルンプール発祥の地だそうで、広々とした独立広場や世界一高い100mの国旗掲揚塔などがある。

 また、歴史的建造物も多い。


 ここは、広々としたさわやかな空気が流れていた。



【旧連邦事務局ビル】




【独立広場】




【国旗掲揚塔のふもと  1957年8月31日 独立宣言をしたラーマン初代首相の写真がはめ込まれている。】




【クアラルンプール・シティー・ギャラリー】





 すぐ近くのチャイナタウンに向かった。


 入った途端、人は多いが、どんよりとした濁った空気に包まれていた。

 ある交差点に立った時、Fさんが、「女の人がいない」とつぶやいた。
 確かに、周りには大勢の人がいるが女性の姿が見えない。
 あまり長居をする場所ではないなという危険察知センサーが点灯した。


それでも、美しいヒンドゥー教寺院や関帝廟などを見ながら、近くのLRT駅に向かった。









 KLセントラルに戻り、スーパーマーケットに入って、夕食をゲットすることにした。

 しかし、何回見回してもビールやワインがない。どういうことだ一体。


 仕方ないので、朝立ち寄ったセブンイレブンに行ってみるが、そこでもない。

 店員さん曰く、あっちの「my NEWS」で売っているとのこと。(あれ、このパターン今朝もあったような気がする。)


 ここでも、ビールが見つけられなかった。そこで、またまた登場「Do you have beer?」。

 店の隅っこの小さな冷蔵ショーケースの中にタイガービール君たちが待っていてくれた。

 こうして、18:30過ぎにホテルに戻り、夕暮れのクアラルンプールを眺めながら、タイガービールを楽しんだ。

つづく

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