
黄色いハンカチとぽっぽや その1 2019.7.21〜22
なんだか気になる場所、そこは夕張。
夕張と言えば夕張炭鉱に夕張メロン。そして、あの財政破綻。更にもう一つ「幸せの黄色いハンカチ」と、とても気になる町であった。
夏休みに入る前にロケ地巡りでもしてこようかということになり、思い立って北海道に向かった。
2019年7月21日(日)
7:40新潟発のANA1857便で新千歳空港に向けて飛び立った。
新千歳空港で、レンタカーを借り、道央道千歳IC〜道東道夕張ICを通って、夕張市内に入った。
まずは、「夕張幸せの黄色いハンカチ思い出広場」に向かう。
映画では、急坂を山に向かって入っていくが、周りに比較的いろいろな建物がある設定になっている。
現実は、急坂を山に向かうのは同じだが、周りには何にもない。突然駐車場が現れ、そこから歩いてロケ地に向かう形になる。
シニア入場料金490円を払うと、五軒長屋の炭鉱住宅が見えてくる。そして約束通り、一番奥の鯉のぼり竿に黄色いハンカチがたなびいていた。
【五軒長屋だけがぽつんと立っており、少々違和感を感じた。】



【撮影に使われたファミリは2台あるそうだ。そのうちの1台。フロントグリルが壊れている方を見たかった。】

黄色い紙にメッセージが書かれ、画鋲で止められている。

【勇さん夫妻が暮らしたという炭鉱住宅内部】


映画公開40年を迎え、全面リニューアルしたばかりだそうだ。
やはり見てみたいのが夕張炭鉱だった。夕張石炭博物館に行った。
実際の石炭層が見られるという坑道は、本年4月の火災により閉鎖とのことであった。残念。
【櫓が見えるところが入り口】

【採掘にかかわる資料が多く展示されている】

【地下展示室 時代ごとに、当時の様子がジオラマで展示されている。】

【「なじみの女にあいてぇなぁ」 おっと、これは佐渡金山だった。】

2019年4月1日に廃線になった夕張支線(新夕張〜夕張)の終着駅夕張駅を眺め、すぐ脇にある「ゆうばり屋台村」で「夕張石炭くろラーメン」をいただいた。
【夕張観光センターに変わった夕張駅舎】

【廃線ホーム まだ管理が行き届いているようだ】

【ゆうばり屋台村】

【夕張石炭くろラーメン スープだけ黒いのかと思ったら、麺も真っ黒だった。】

次の目的地は、「鉄道員ぽっぽや」の舞台、根室本線幾寅駅。道東自動車道をトマムICで降りて、南富良野町に向かう。
幾寅駅前には、幾寅駅(幌舞駅)のほか、食堂や倉庫などがほとんどそのままに保存されていた。
【駅を中心に、いくつかの建物が残されている キハ1223(本当は、キハ40764)のカットモデルも展示されている】





【キハ1223の車内】


【駅待合室 奥の職員室のスペースが展示場になっている 幾寅駅:現在運休中】

【あの人形の写真も】


【出札を出て、階段を上ってホームに向かう】

【運休中とはいえ、本当は幾寅駅】

【あっちの方向からキハ1223がやってくる】


セット全体が自然な感じにおいてあり、映画のイメージと同じであった。
こうして、道東自動車道を走って千歳に向かった。レンタカー返却予定の17:00を15分ほどオーバーしたが、無事に到着することができた。
新千歳空港まで送ってもらい、札幌へと向かった。
つづく
