
祈りの島 福江島 その2 2016.5.30〜31
渕ノ元キリシタン墓地
本当は、夕日時に訪れたかった。夕日とキリシタン墓地という、絵になる場所である。
映画では、柏木先生が過去を引きずっている心情を、象徴的に表していた。
【渕ノ元キリシタン墓地 東シナ海に向かって、多くの墓地が並んでいる。夕日には、まだ早かった。】

【そこで、ちょっと加工してみた。】

17:00少し前にしては、まだ日が高い。どうやら、福江島と新潟とでは、1時間近くの時差があるようだ。
(実際は、新潟市役所:東経139度2分、五島市役所:東経128度50分で、経度差約10度ある。時間にして40分の差になる。)
日本の渚百選に選ばれたという高浜海水浴場に行く。
大粒な白砂と、海の青が美しい。
【手前が高浜海水浴場 奥が頓泊(とんどまり)海水浴場】

【高浜海水浴場 サーファーが4人ほどいたが、海岸には他の人影がなかった。】

はじめは、ここを見てから、島の中央を東へ横断して、福江に戻ろうと考えていた。しかし、まだ日は高い。
ということで、西の端の大瀬崎断崖に向かう。途中は、リアス式海岸特有の曲がりくねった道が続く。
晴れているが、遠くの視界がはっきりしなくなってきた。
大瀬崎灯台
大瀬崎の山頂には、日露戦争当時通信所があり、日本海海戦の「敵艦見ゆ」の無電を最初に傍受したという。ここも、当時の軍事上の重要な地点であった。
【大瀬崎灯台が、遥かかすんで見える。】

こうして、まだ明るいうちに、出発点の福江に戻ってきた。おおむね、福江島を反時計回りに一周したことになる。
つづく
