
大連の旅 その3 2015.10.21〜23
2015年10月23日(金)
大連空港発の飛行機は,14:30である。ホテルを11:00にチェックアウトすれば,十分に間に合う。
少々雨模様であったが,公共交通機関に乗ってみることにする。
大連路面電車の基礎知識
路線は,201系統と202系統の二つである。1回の乗車は,1元前払いである。ただし,「大連火車駅」をまたいで乗車すると,もう1元支払う。
ホテル前を201系統の電車が通っている。201系統には,日本統治時代の1932年製で,古き良き時代の日本の市電を思わせる。
大連日航飯店前

ホテル前の交差点を挟んだ向こう側に,路面電車201系統の「民生街」という停留所があるはずである。
しかし,どこを見てもその表示がない。プラットホームもない。ここから乗ることを考えていたので,到着したその日から,それとなく観察していたのであるが,全く分からない。
仕方がないので,歩いて大連駅の方に向かう。次の停留所が「勝利橋」ここから乗ると,次の停留所が「大連火車駅」で,2元かかってしまうので,「大連火車駅」まで歩いた。
反対方面に向かう路面電車(大連火車駅)

通常5分ほどで,次の電車が来るのであるが,この時ばかりは,10分以上小雨の降るホームで待たされた。
狭いホームは人々であふれていた。
せっかくだから,古い電車が来るといいなと思っていた。
ようやく,電車がやってきた。やった,古い電車だ。長いホームの手前側でいったん停止し,降車と料金の追加をするらしい。さて乗車するぞと思ったら,その電車は,通り過ぎて行った。ん??。すぐ後ろにもう一台の古い電車が来ていた。ダンゴ状態になったので,先に行かせたわけか。
1元札を箱に入れて,車内に入った。
おっと,IC乗車券が使えるようになっているではないか。このアンバランスが,いかにも中国らしい。
車内には,歴史的な写真が多く飾られていた。それにしても,この電車のスピードが遅いこと遅いこと。小走りの人に追い越されそうなスピードである。「振工街」で下車した。
解放広場まで歩く。ここから,新規開業地下鉄2号線に乗る。中山広場まで,約3キロ,2元である。
厳重なセキュリティーチェックを受けて,乗り込んだ。真新しい施設,真新しい車両,でも乗客は少ない。座席が,プラスチック製であること以外は,日本の電車と変わりがない。親切な駅名表示のディスプレーもついている。
中山広場で下車して,ホテルへと戻った。
中央の円形の高層ビルが,大連日航飯店 この道を何度か往復した。

チェックアウトも終わり,バッゲージをゴロゴロと10分ほど引きながら,中山広場へと向かった。
ここから大連空港までは,4元,約30分である。やはり,車内はすいていた。
大連空港駅には,出口が4つあった。
案内掲示板に従って,国際線搭乗口に向かうと,その出口は,閉鎖されていた。えぇ・・・ということで,駐車場出口に向かった。
ここで驚き,さすが中国,この出口,エスカレーターがない。国内線搭乗口はと見てみると,一旦改札を出るとそちらには行けない構造のようだ。
それならそうと,改札を出る前にちゃんと書いておくべきでしょうと思ったが,何しろここは中国だった。
20kg近いバゲージをもって,地上まで息を切らして上った。その階段の長いこと長いこと。
仁川空港行の機内軽食,サンドイッチ,パイナップルは美味しかった。
ガラガラの仁川空港安全検査を通って,出発フロアーに出たら,夕日がきれいだった。

新潟便も快調に運航し,予定よりも少々早い,20:30頃に新潟空港に到着した。
こうして,いろいろと挑戦した旅が,終了したとさ。 めでたし,めでたし。
(地下鉄構内など,写真撮影が禁止されている可能性が高いので,撮影しませんでした。どこで,誰が見ているかわかりません。)
